アレクサンダーの本を読む
レッスンの体験はとても重要だということを前回のブログではお伝えしました。
https://nekonekoalex.hatenadiary.com/entry/2019/03/28/180854
レッスンで教師のガイドで得られる体験という『ヒント』がないままアレクサンダー・テクニークを学ぶことは非常に困難です。
その一方で、同じくらいに大切なのが体験というヒントを持ちつつ自分なりにテクニークを理解するということ。
どんな習い事でも
「自己流は良くない」
と言われることは良くありますが、僕自身は実はアレクサンダーの勉強は
「最終的にはほんの少し自己流になるしかない」
と考えています。
そもそもどんな勉強でも「自己流ゼロ」という学びができるはずはありません。どんなに良い先生であっても生徒であるあなたとは別の人間ですから、あなたと100%同じ道筋で学んでいるとうことはあり得ません。
先生と生徒に同じところもあれば違うところも絶対にあって「違うところ」については生徒が自分なりに探求するしかありません。
どれほど優れた道案内がいても、最後は自分自身で目的地を見つけ出さなくてはいけないのです。
ただ、いくら自分なりに探求するといっても、地図もなくコンパスもないところに投げ込まれたら遭難してしまいます。自己流で学べるところとは別に、あなたを導いてくれるコンパスとなる
「確固たる原理原則」
は学んでおく必要があり、それがアレクサンダーの本を読むということなのです。
具体的にはどんな本を読んだらいいのか?
という声が聞こえてきそうです。
いくつか個人的にオススメしたい本はありますが、誰にでも役にたつだろうと思うのはやはりアレクサンダー氏自身が残した著作です。
これについて、次回はお話しします^_^